旧型のグラフィックボード(GPU)高価買取!
世界的な半導体不足が起こっており、その1つの要因としてBitcoin(ビットコイン)の価格が2020年後半から10倍以上に高騰しています。
採掘(マイニング)をしてビットコインを獲得している採掘者(マイナー)にも影響がでており、
多くのパソコンショップやネットショップでもグラフィックボードが在庫切れや売り切れになっているのを見かけます。
特に、新世代のグラフィックボードの人気が高く入手困難な状況が続いています。
世界的な半導体不足により、生産が追い付いていないため供給不足になり品切れの状態が続いています。
その原因を詳しく掘り下げていきます。
■グラフィックボードの需要と市場から消えた原因
●マイニングブームの再来により在庫不足
暗号資産(仮想通貨)の代表であるBitcoin(ビットコイン)の価格変動が影響しています。
高騰暴落を繰り返したビットコインですが、特に2020年にコロナショックにより、一時30万円前後まで価格を下げました。
安くなったビットコインに目を付けた世界中の投資家や大企業がビットコインを買い集め、数か月で10倍以上にも跳ね上がりました。
現在もビットコインの高騰が続いていますが、急激に価格上昇をみせた為、高値で仮想通貨を購入するのは暴落して大損するリスクが高くつきまといます。
そこで、現物購入より採掘をしてビットコインを安定して獲得できるマイニングが再度注目を集めています。
マイニングとは、日本語で採掘と訳され、金や石油などの資源を掘り出す行為を意味します。
暗号資産(仮想通貨)の売買は毎日投資家や個人の方が多く利用していて、その金額は数百億円以上の膨大な取引量されていますが、円やドルなどの法的通貨と違い、
中央銀行などの管理元が存在しません。
その膨大な取引データをファイル交換システムで有名になったWinnyの技術を利用し、ブロックチェーン技術で管理しています。
個々の取引データを”トランザクション”と呼ばれ、いつ、誰が、どれくらいの量を取引したかといったデータをひとまとめにして1つの”ブロック”として管理しています。
そのデータ処理の作業をおこなうのが「マイナー(Miner)」と呼ばれる人になります。
マイナーとして参加するメリットは、報酬としてビットコインを受け取る事が出来ます。
マイニングにはハッシュ関数の計算がCPUよりもGPUの方が得意で、効率的にマイニングができるGPUを複数使用してマイニングすると、より多くの報酬を獲得できますが、電気代も多くかかってきます。
そのため、Ampere世代の電力効率のいい最新のハイエンドモデルのグラフィックボードを複数枚稼働させることにより、より効率的に多くの仮想通貨を獲得できます。
よってマイナー達の買い占めが行われ、グラフィックカードの在庫不足を引き起こしています。
NVIDIAがその対策として、ゲーム用途のモデルとしてマイニング性能を意図的に50%も性能を落とした(PCMag, 2021)モデルGeForceRTX 3060を発売しました。
ですが、マイニング制限を解除するハッシュレートリミッターのドライバーが誤って公式配布されてしまいました。
現在は配布されていませんが、ミラー版が出回っている為、マイナーによる買い占めが止まらず、すぐに売切れになってしまっています。
●在宅ワークにより需要の拡大
出社を控えて、自宅で仕事する頻度が増えたことにより、自宅のパソコンだと性能が足りなかったり、効率を上げるためにスペックアップできるパーツの需要が増えました。
CPUにも映像を処理する機能(GPU)があり、「オンボードグラフィック」と呼ばれています。ですが、CPU内蔵グラフィックの物は、独立したグラフィックボードに比べて性能が劣ります。
グラフィックボードを増設することで、デュアルモニターなど複数の画面に映像を映す事ができ、資料を見ながらZOOMで会議に参加し別の作業を進めるなどマルチタスクができ、作業効率が大幅にUPできます。
デスクトップPCにグラフィックボードを増設する場合、まずケースを開けてマザーボードのPCI-Express×16スロットにグラフィックボードをさします。
グラフィックボードには補助電源が必要な物と必要でないものがあります。
補助電源が必要な場合はグラフィックボードに補助電源をつなぎましょう。
ハイエンドのグラフィックボードだと、2~3つ補助電源が必要な場合があり、電源供給に問題ないか事前にお使いの電源の供給量と消費電力の確認が必要です。
ノートパソコンでもthunderbolt3に対応していれば、グラフィックボードを後から簡単に外付けできる「GPU BOX」も発売されています。
GPU BOXをコンセントにさして、パソコン側のUSB-Cに接続することでノートパソコンの性能を大幅に向上させることができます。
また、AIをプログラミング処理速度向上やYOUTUBERやクリエイティブな仕事をしている人には、グラフィックボードがないとAdobe等のソフトが使えなかったり、
使えても非常に処理が遅く十分な性能を発揮できません。そのなかでも、動画の処理するのにグラフィックボードがないと書き出しに膨大な時間がかかりる為、
仕事でグラフィックボードが必須になっている方も多いです。
●PCゲーム市場の活性化
新しいゲーム機材を買いそろえなくても、インターネットが繋がっていて自宅のパソコンのスペックが高ければ新作ゲームなどがオンライン(STEAM等)からゲームをダウンロードして、手軽にゲームを始めることができるようになりました。
また、競技人口が世界で約1億人以上いるといわれていて、日本でも390万人のプロゲーマーが賞金獲得を目指している「eスポーツ”エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」が注目されています。
いい機材でPLAYした方が優位になる為、設備投資は必須になってきます。
4Kや8Kなどの高画質で綺麗な映像を処理するゲームには、グラフィックボードが映像の部分を処理するパーツになり必須のアイテムになります。
また、VRゲームしたい場合も最新ハイエンドモデルのグラフィックボードがないと動かない事が多く、需要が高いです。
●転売屋によるグラフィックボードの買い占め
GeForce RTX 3000シリーズとRadeon RX 6000シリーズが販売されるとすぐに、転売目的で買い占められ市場から在庫が無くなりメルカリやヤフーオークションなどフリマアプリで、定価よりも高く出品されています。
お店の方も、一人1台までの購入を制限をしたりして対策されていますが、複数人のグループで一斉に買い占めなどいたちごっこの状態が続いています。
■特に高く売れるのグラフィックボード(GPU)
■GeForce(Nvidia)買取
GeForce RTX 3080 参考買取価格 94,300円
GeForce RTX 3060 Ti 参考買取価格 60,950円
■AMD:Radeon 買取
RX 6900 XT 参考買取価格 110,400円
RX 6800 XT 参考買取価格 71,300円
■グラフィックボードを高く買取できるポイント
●箱などの付属品を揃えて買取金額UP
グラフィックカード本体のみでも買取できますが、買い取った後付属品が揃っている物の方が高く販売出来るため、箱や保証書などの付属品は捨てずに大切に保管しておきましょう。
●状態
傷や汚れが少ない物の方が高く買取できます。
その為、買取に出す前にエアーダスター等で綺麗にして査定に出すと高く買取してもらえます。
表面部分の指紋や手垢、ホコリを柔らかい布などでやさしくふき取って綺麗な状態で見てもらうことで、査定額が高くなります。
ですが、分解までしてクリーニングする事はおススメ致しません。
分解の形跡があると、査定金額が大幅に下がってしまう恐れがあります。
また、精密機械の為特に端子部分などは無理にさわらないようにしましょう。
また、査定時に動作確認を実施するため、Windows等のOSセットした状態で見てもらいましょう。
査定に時間がかかったり、動作確認が出来ず、減額や買取不可の可能性もあります。
●市場調査
売却前にHPなどから何店舗か買取価格を事前にチェックしておきましょう。
在庫状況などにより、お店によって欲しい商品が異なる場合があるので高い買取価格を提示しているお店に依頼しましょう。
■旧型の型落ちモデルも高く売れる!
最新のモデルはもちろん、何年も前のモデルでも用途別にグラフィックカードの需要がある為、高く買取できます。
特に旧型でもハイエンドモデルの相場が高い傾向にあります。
■まとめ
ゲーマー、マイナー、転売ヤーによるグラフィックボードの争奪戦が繰り広げられていて、買取価格が大幅にUPしている今が高く売れるチャンスです。
昔にマイニングしていて、いっぱいグラフィックボードを所持しているがマイニングブームが過ぎて稼働させずに放置している場合、需要の高い今が売り時です。
ゲームしていて、今のグラフィックボードだとカクカクしてフレームレート(FPS)が低い場合、高く売れる今のうちに古いグラフィックボードを売却して
新しいグラフィックボードの購入資金に充てる事ができます。
ぜひ「高価」査定額を実際にお確かめください